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入れ歯

何よりも食べる楽しみと心も満足できる食生活を。

失った歯のあるお口をそのままにしておくと健康な身体も損なってしまいます。

入れ歯があたって痛い、噛みにくい、顔の感じがちがうような・・・

入れ歯の悩みはたくさんあり、本人にしかわからない辛さもあります。残念ながら失ってしまった歯の機能を回復させ、残っている歯とのバランスを保ち、義歯の調整と食べ方のリハビリを重ねれば、必ず使う方の身体の一部になる使い心地の良い入れ歯になります。

「この入れ歯が気にいっているんだ」
「好きな○○が食べられるようになった」
患者様のそんなお声が私たちスタッフの励みになっています。

ぴったり合った入れ歯で健康長寿を!

歯を失ってしまった時の治療法方として広く知られている方法に入れ歯があります。
しかし「噛むと痛みがある」「外れやすい」「口の中に違和感がある」といったお悩みをかかえていても、「こんなものだろう」「仕方ないか・・・」と諦めてしまっている方はたくさんいらっしゃいます。症状や原因によって正しい対策をとれば、快適で健康な生活を取り戻すことが可能です。

A こんな症状があったら使っている入れ歯を見直してみましょう

① 口内炎が増えた

入れ歯の下の蓄積した汚れに細菌が繁殖し「義歯性口内炎」という炎症を起こしている可能性があります。この汚れは「デンチャープラーク」と言われていますが、このデンチャープラークにはカンジタ菌が多数含まれており、刺激に対する抵抗力が下がるので口内炎を悪化させることがあります。

② 噛むと痛みがある

使い慣れている入れ歯でも痛みがでることもあります。噛み方や残っている歯の状態、体重の変化などに伴って土手と呼ばれる歯茎がやせていき、凸凹になることがあります。すると入れ歯と歯茎の間に隙間ができて入れ歯が密着しにくくなり、特定の部分ばかりに力がかかると入れ歯があたって食べ物を噛んだ際に痛みがでるようになってしまいます。

③ 外れやすい

人工歯の部分がすり減ってしまい、バランスよく噛み合っていない可能性があります。長期にわたり同じ入れ歯を使い続けていると、バネ(金具)や入れ歯自体も弱っていき、作成時は患者さまの口内にぴったりと作成していたものが徐々にズレを生じ外れやすくなっていってしまいます。

④ 喋りづらい

入れ歯の歯茎を覆う部分のことを義歯床と言います。この部分は厚すぎると違和感がありますが、薄すぎると入れ歯の強度を保持することができなくなってしまうので、患者さまのお口の中で適合具合を見ながら歯科医師が細かく確認し調整を行います。
入れ歯があることでお口の中の空間が変化してしまうので、発音の際に大切な「共鳴腔」が狭くなってしまい喋りにくいこともあります。入れ歯に慣れるまで舌の動きがスムーズにできず発音しにくくなる人が多いようです。

B 合わない入れ歯は病気の元になります

① バネをかけた歯に負担がかかりすぎると歯を失うこともある

部分入れ歯は、入れ歯を支えるために残っている自分の歯にバネ(金具)をかけます。バネ自体が緩んだり曲がったり折れていたりしても、噛めるから大丈夫だろうとそのまま使用したり経年劣化で傷んでいると、バネ(金具)をかけている歯に過度の負担がかかります。

この負担は歯周炎の進行の原因となって歯がぐらついたり腫れて痛みがでるなどの症状を引き起こします。そのままで使用していると最終的にはバネ(金具)をかけている歯も抜かざるを得なくなり、さらにご自身の歯を失うことにつながっていきます。

② 傷んだ入れ歯のせいで肺炎を起こすことも

入れ歯はレジンという材質でできており、吸水性や吸着性があり、唾液や細菌が染み込みやすく、歯垢や、歯石が付着しやすいものです。また入れ歯に生じた細かいヒビや小さな欠けの部分にカビが生え、唾液や食べ物と一緒にそれを飲み込むことで肺炎(誤嚥性肺炎)になってしまうこともあります。

C 正しい日常メンテナンスで入れ歯を清潔に

入れ歯の汚れや雑菌が付着するのを防ぐには、毎日のメンテナンスが欠かせません。毎食後には入れ歯を外し、義歯用歯ブラシを使って隅々まで洗ってください。ふつうの歯ブラシでもかまいませんが、歯磨剤をつけると入れ歯の表面に細かいキズができるのでやめましょう。

また就寝時はお口から外してください。外した入れ歯はお水や入れ歯洗浄剤の溶液に浸して保存すると、変形や乾燥によるヒビや割れを予防できます。

入れ歯以外の残っている歯もよく磨いてください。 欠損のある歯列は意外に磨きにくいので、一本ずつ丁寧に磨いてください。また入れ歯のバネ(金具)がかかる歯は特に汚れがつきやすいので念入りに磨いてください。もし磨き方がよくわからない場合、上手くできない時は歯科衛生士までご相談ください。

D 定期的なチェックでいつも「ぴったり」の入れ歯に

歯茎は年齢とともに徐々に衰えます。特に入れ歯の下の歯肉や顎の骨は健康な方でも徐々に吸収され痩せていってしまいます。ですから入れ歯を作った当時は調子が良かったのに、最近入れ歯が痛い、違和感があるなどのトラブルが出てきている方はそれも原因のひとつです。

また合わなくなった入れ歯を長い間使用していると、歯や歯周組織、顎の関節などに悪影響が生じます。自分の歯がたくさん残っているときは定期検診を受けていた方でも、入れ歯になったから定期検診が必要ない、噛めていればメンテナンスなんて必要ないとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、毎日使っているからこそバネのゆるみや人工歯のすり減りは自分では気づきにくいものです。

入れ歯の汚れは口臭の原因にもなり、もちろん見た目も良くありません。残っている大切な自分の歯を守り、入れ歯を快適にお使いいただくために、4か月に1度のメンテナンス(定期検診)を受けることをおすすめします。

E 健康な歯は健康長寿の基本

① 高齢になると自分で気づきにくい歯のトラブル

お口の中は唾液による自浄作用が備わっており、体が健康であれば常に口腔内を清潔に保とうとします。しかし、老化に伴って唾液の分泌量が減り自浄作用が低下していくと様々なトラブルが起きやすくなっていきます。

② 高齢者は虫歯や歯周病のリスクが高い

高齢者の虫歯は歯茎が痩せてさがってしまうことで、特に歯の根元部分にできやすいという特徴があります。昔の治療で作成した詰め物や被せ物が不適合になっていても気がつかず目に見えない場所に虫歯ができしまうことも少なくありません。

自分の歯だけでなく義歯にも汚れや歯石が付着していたり、場合によっては病気の後遺症による感覚麻痺のため歯の隙間や頬の粘膜に食べ物が残っていてもわからないなどの要因が、虫歯や歯周病の発生につながっていきます。また、老化に伴い神経の感覚が鈍くなると痛みを感じづらくなるので、トラブルがあっても本人は気づかないケースがあります。虫歯や歯周炎が悪化したままで放置すると時には重篤な病気につながることもあるので、周りの方がちょっとした異変を見逃さずに見守ることもとても重要になります。

③ ドライマウスは他の病気のサインかも

高齢になると、薬剤の影響やストレス、咀嚼力の低下などが原因で唾液の分泌量が減ってしまうため、口の中が乾燥すしやすい方が多くいらっしゃいます。口の中の乾燥がひどく、舌に痛みなどの症状が伴うこともあります。その場合には他の病気の可能性も考えられますので早めに医師や歯科医師に相談しましょう。

④ 歯科検診で糖尿病の早期発見も可能です

糖尿病とは、食べ物から分解された糖が体内に吸収できずに血中に溜まっている状態が続く病気です。このような状態が続くと、心臓病や脳卒中、失明などの合併症を引き起こします。

歯周病は口内の歯周病菌により、歯茎に炎症がおきるものなので一般的には口内のみの病気として認識されてきました。しかし近年は歯周病が全身に及ぼす影響について注目されています。なぜなら糖尿病は血中内にある阻害物質が増えることにより、糖分を細胞にするインスリンの働きが弱くなってしまうのですが、実は歯周病で歯茎が炎症を起こすと、この阻害物質が増えてしまうことが研究でわかってきたからです。
つまり糖尿病の方が体の抵抗力が下がっているときは歯周病も悪化しやすく、歯周病が悪化すれば先ほどの阻害物質が増えるので、結果として糖尿病も悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

当院では検診時において医科と連携しており、糖尿病や他の疾患の可能性がある際にはそのことを患者さまにお伝えしております。そのため、定期的に当院に検診に来ていただくことにより、口内の健康だけでなく全身の疾患の早期発見につなげることもできます。

⑤ 「しっかり噛んで食べること」は認知症予防にもつながります

歯の働きは物を食べるという咀嚼機能だけではありません。物を噛む行為は同時に脳を刺激することがわかっています。歯と歯を噛み合わせた刺激が歯根にある歯根膜から脳に伝わり、その刺激が脳の感覚や運動、意欲を司る部分の活性化に繋がるのです。

実際に東北大学の研究では健康な人では平均14.9本の歯が残っているのに対し、認知症の疑いがある人の歯の数は9.4本と明らかな違いがみられたといいます。また残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬、意思や思考の機能を司る前頭葉の容積が少なくなってしまっていることがわかりました。

これらのことから歯を失ってしまうと、脳が刺激されなくなり、脳の働きが鈍くなってしまうことが判明したのです。ですから自分の歯がなくなってしまったとしてもブリッジといわれる補綴物や入れ歯、インプラントなどの治療を行うことで、歯と同じような働きを補い口腔機能を回復することはとても大切です。

そしてどんなに高額な入れ歯やインプラントを入れたとしても、それが患者さまの日々のお口の状況に合っていなければ意味がありません。一人一人に合った修復物や入れ歯を作り、メンテナンスしながらいつも最適なコンディションで使いしっかり噛むことがとても重要なのです。

バネのない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)

自然な美しさを追求した、ノンアレルギー素材の入れ歯

  • 金属バネを使用しない自然な入れ歯
  • 違和感の無い自然な装着感
  • アレルギーの心配が少ない
  • 柔軟性があるため破折しにくい

若い人にもお勧めの最新義歯「スマイルデンチャー」

スマイルデンチャーは金属のバネを使わない入れ歯

スマイルデンチャーは保険適応で作成する入れ歯と違い金属のバネがありません。透明感のあるプラスチックで入れ歯を支えるので、口を開けて笑ったとしても、入れ歯が入っていることには気づかれません。歯茎の色に合わせたフック自体も歯の根元に合わせるので段差もほとんど目立ちません。

さらに保険の入れ歯や部分入れ歯はプラスチック製ですので、割れないようにどうしてもある程度の厚みが必要です。その厚みのせいで、痛い、違和感がある、見栄えが悪いなど様々な悩みにつながります。
しかしスマイルデンチャーは、割れにくい素材で作ることができるため、軽く、薄く作ることができ、違和感もなくなります。

インプラントよりずっと割安

通常インプラントを使い治療をしようとすると、最低でも30万円以上(価格要相談)かかってしまいます。確かにインプラントは適応する方、適応しない方はいらっしゃいますが、現状を失った際の治療方法と
してはベストな治療法の一つです。しかし経済的理由、金属アレルギーなど様々な理由でインプランを入れられない方は沢山いらっしゃいます。
ですがスマイルデンチャーは、一歯あたり70000円~とインプラントに比べかなり安く作成することができます。ですので経済的に余裕がない方や様々な理由でインプラントを入れられない方へぜひおすすめしたい治療方法です。

スマイルデンチャーのメリットとデメリット

インプラントに比べ安価で審美性にも優れているスマイルデンチャーですが、無論メリットとデメリットもあります。

メリット

  • 金属がないから目立たない
  • 口に入れた時の違和感が少ない
  • 金属アレルギーの方でも安心して使える。
  • バネのかかる歯に負担がかからない

デメリット

  • 保険適応できないため高額である。
  • 噛む力は弱い。
  • 通常の入れ歯洗浄剤は使えない
  • 磨く時は柔らかい歯ブラシで磨く必要がある。

スマイルデンチャーは、インプラントに比べ安価かつ審美性にも優れた地治療方法です。もし「歯を失ったまま放置している」「今の入れ歯が合わない、違和感がある」といったお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、一度当院までご相談ください。

ナチュラルデンチャーの特徴


従来の金属バネの義歯


ナチュラルデンチャー

  • 金属バネの替わりに歯ぐきの色に近い樹脂で入れ歯を固定しますので、見た目が非常に綺麗です。
  • 金属バネがないため口元に自信が持て、積極的に笑えてお出かけ用にぴったりです。
  • 非常に軽くて薄いので、フィット感が良く、自然な装着感が得られます。
  • 義歯の素材は、外科用縫合糸としても使用され、人体に優しく金属アレルギーやレジンアレルギーの心配がありません。
  • 柔軟性がある素材なので強度があり、破折の心配が殆どありません。
  • 費用につきましては医師よりご説明させていただきます。

スマイルデンチャー公式ポスター
スマイルデンチャー公式ポスター

よくある質問

入れ歯の正しい手入れ方法は?
入れ歯は正式には義歯ですね。
義手や義足、義眼など機能を失ってしまった体の一部分を補う大切なパートナーです。
食べた後は必ず専用のブラシで汚れをしっかりと落とすことが重要です。
その後に市販の洗浄剤など使用するのは良いでしょう。
寝る時は入れ歯を外して歯茎やバネをかけている歯を休ませることも必要です。
入れ歯があたる、噛みにくくなったなと感じたら安易に安定剤などを使用せず歯科医院で入れ歯と歯茎のチェックをしてもらいましょう。

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